日向瑠乃です!久々にブログ更新したで…黒歴史整理したから過去の記事見てもまぁ別にいいよ。
ゼロワンファンアートフェスティバルとかいう参加不回避な超絶ヤバいイベント、本気で挑もうじゃねーか!という感じになった時に、
#10人にいいねされたら自分の絵が描き上がる過程を載せる見た人は絶対にやる
— 日向瑠乃 (@runo_shine0718) 2020年7月23日
もし来たら今描いてるやつのメイキング上げるよ。かなり先になるかもしれんけど。
これをツイートしてみたところ12ふぁぼと見事にオーバーキルされたのでメイキング晒そうと思います。今までこういうのやった事なかったと思うし、やってみたい気持ちもあったのでね!割とすぐに出来ましたね。よかったです。
簡単な用語解説もしてくので絵描かない人も多分理解出来るかと…!解説してない部分もあるので分からない単語あったら各自ググッてください。長ったらしくなりますがよろしくお願いします!
コンセプトとしては、「ドラマ(と言うよりアニメ?)のワンシーンにありそうな感じ」俗に言う脳内アニメスクショ大会です。こういうの一度描いてみたかったんだよね!アニメ塗りはずっとやってきた塗り方だし極めてみようと思って挑戦した次第。
キャンバスサイズは1850×1051px。
- ラフ&下描き
「これ描きたい!」と思ってるやつをまずは雑でもいいから頑張ってアウトプット。
そこからもう少し丁寧に描いたのが下描き。
出来た下描きをパソコンに送ります。
- 線画
ここからはパソコン(CLIP STUDIO PAINT EX)で液タブ(XP-PEN Artist12)を使って描いていきます。余談だけど私が使ってる液タブ、密林で3万円行かない値段だったんですよ。安い上に性能良き。すばらだからオススメしとく。
XP-PEN Artist12 液晶ペンタブレット初心者向け | XP-PEN公式ストア
ペンはカブラペン。ブラシサイズ2.5。
線画が中途半端なところあるけど、何故だか分かる?
ショットライザーが入ってくるから見えないんだな〜!
ここでもう描いちゃいました。実物のとにらめっこしながら。notトレス。線画からやったら作画コスト高すぎて私が死ぬので一気に色塗りです。頑張ったんだから手抜きとか言わない。
- 下塗り
バケツでドバッと。部位ごとにレイヤーを分けてます。肌のレイヤー、髪のレイヤー、瞳のレイヤーみたいにね。
- 影
右側にあるグレーで影を塗ります。
光源を意識して、赤の線があるレイヤー(下のレイヤーにクリッピング、つまり赤線レイヤーの1つ下のレイヤーに描いてある部分だけ塗る)に影を描いてます。
「乗算」ってのは合成モードの種類のひとつで、下のレイヤーの色と選択中のレイヤーの色を掛け合わせて塗ったところを暗くしてくれるんですよ。「通常」は本当通常。普通。
ちなみに光源の位置は…
ここ。銃口の手前らへん。理由は後ほど。
- グラデーション
髪と右目の形を修正しました。ここからちょいちょい修正入る。アハ体験かな。
影と同じ要領でやってます。それぞれの下塗りと同じ色をエアブラシでぶぁーっとやってぼかす感じ。
顔の中心は少し明るめにしてありますが、やり方は同じで合成モードを「スクリーン」にしてます。これは乗算とは逆で明るくしてくれます。色の濃さとかはレイヤーの透明度弄って調整。
- 瞳
瞳塗るの大好き。何故かテンション上がる。
1,新規の乗算レイヤーにグラデ。
2,新規の加算(発光)レイヤーで下側を光らせる。
(「加算(発光)」も合成モードのひとつ。こっちは光ってるかのようにしてくれる。多分)
3,私がよくやるアクセントカラーを新規の通常レイヤーで入れる。このやり方は何度も言うけど某音楽原作ラッププロジェクトの影響。
4,新規の加算(発光)レイヤーでハイライトを入れる。
…終了!瞳はほんと、スマホパソコン関係なく毎回こんな感じです!
アニメ塗りだからこんな感じだけど、本当はもう少し遊び心ある凝った瞳を描いてみたい…。
その他いろいろ描き足したり調整したりして不破さん自体の描き込みは一旦おしまいです!
- 背景
一番描くのめんどくさいところですね。粘りところだね。
とりあえず途中まで。見て分かるようにこれはトレスです!!!((殴
写真撮ってきたやつの上にそのまま描いてます。スポイトで色とっては描いて…色とっては描いて…の繰り返し。今こう見ると雑ですが後でぼかすので多少マシに見えます。大丈夫です。
ちなみに背景の場所特定出来たら凄いよ。一応アレだかんね。
まだ途中なのは、橋の向こう側の背景改変しようかなと思ってて。実際は住宅街なんですが、ゼロワンの舞台って品川周辺なんですよね。オフィス街。…ビル?でも橋だしな…品川周辺の川とか海沿いどこら辺かいいとこないかなとGoogleマップで調べて発見したのが…
ここ。
公園沿いに川…ここがピッタリではなかろうか!
ストリートビューを見ながら描いて出来たのが…
これ!我ながら良きなのでは!?凄い手応えあるよ!?
そんなこんなで背景は大まかにこんな感じです!空見れば分かるように、時間帯は夜。ここから夜っぽく加工していきます!私にとって加工が一番描いてて楽しい過程なんですよ!!ここから一気に雰囲気ガラッと変わるぞ〜!
- 加工
描いててめちゃくちゃ楽しい時間がやってきた🤗ラストスパートだぞ!私ガンバルカン!
1,暗さ調節
不破さんとショットライザーが描かれているレイヤーを結合した新規のレイヤーを作って、透明ピクセルをロックします。こうする事によって設定しているレイヤーに描かれている部分にだけ色が塗れる…つまり不破さんとショットライザーの部分だけ色が塗れて、はみ出たりしない状態になります。
これでどうするか、レイヤーにも書いてありますが、夜の雰囲気を出す影を作ります。
ドバッと塗りつぶしてシルエットを作ります。それでこのレイヤーの合成モードを乗算にして、透明度を調整すると…
こんな感じになります。
同じ要領で背景も暗くします。
こんな感じかな?夜っぽくなったでしょ?
2,光るところ光らせる
一気に進めました。
先程銃口を光源にした理由はこれです!そうだよ私はこれを描きたかった!銃弾を私はどうしても光らせたかった!正義を貫くその光で不破さんのかっこいいお顔を照らしたかった!((殴
光らせ方としては、
加算(発光)レイヤーで光らせるところを描く
↓
そのレイヤーを複製する
↓
複製したレイヤーをぼかす
で光ってるように見えます。誰でも出来る。
3,色調調整
青々しくしてく。
一番手前にくる新規レイヤーの合成モードを「オーバーレイ(明るいところは「スクリーン」にして暗いところは「乗算」にしてくれる)」にして色味を整えて、同じようなレイヤーを背景のレイヤーのひとつ手前にも挟んで背景はさらに青くします。
これは所謂、空気遠近法ってやつです。景色見る時遠くにある建物とか山が手前にあるものより少し白く霞んで見えたりしません?それを表現してます。
4,背景ぼかす
これも遠近感を出す方法のひとつ!もうぼかし最高です。
最後の仕上げとか修正として、不破さん&ショットライザーのレイヤーをまた複製してぼかして合成モードをスクリーンにして少しふんわり…不ん破り感を出してさらに端っこら辺をぼかしたり、上から白のグラデを薄ーーーーーく入れたり、その他もろもろして…
完成!した!よ!
我ながら凄い頑張ったと思う!どうだろう、ちゃんとアニメのワンシーンにありそうな感じになっただろうか?🤔
制作時間は1日4~5時間くらいを4~5日間ですかね?いやーよく頑張ったな。自分を褒め讃えたい。
不破さんを想って今の本気を全力でキャンバスにぶつけました。どうか審査員の方々の目に少しでも留まってくれたら嬉しいです…!
もしこれ入選したら受験とかで使えないかな…分かんないけどどうだろう…((殴
長くなりましたが、メイキングは終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!
※問題等ございましたら削除致します。何かありましたら私のTwitter(@runo_shine0718)まで🙇♀️